おらが町ファンドについて

おらが町ファンドは投資をするに値するか?

 平成20年、浪花おふくろファンド・かいたくファンド・らくちんファンドという3つのファンドオブファンズが誕生しました。これらのファンドはおらが町ファンドと呼ばれています。

 それぞれのファンドの運用会社は立派な理念を掲げており、その理念に共感し、購入している人もいるようですが、理念は立派だと思っていても、その理念を応援するつもりはない私は今のところ投資すべきではないと思っています。

本当に長期運用できるの?

 ファンドオブファンズだからコストが高い、組み入れているファンドがどれも似たり寄ったりなどいろいろ言われているおらが町ファンド。私もそう思います。

 加えて、私が投資する気にならないのは、これらのファンドが本当に長期運用できるのか?ということ。

 おらが町ファンドの運用会社が損益分岐点に達するためには、ファンドの純資産総額が100億円くらいにならないといけないようです。それまでは赤字。100億円に達するまでに潰れてしまう会社も出てくるような気もするんですよね。

 さらにおらが町ファンドを応援するさわかみ投信の澤上氏はおらが町ファンドがこれからも増えていくようなことを言っています。それらのファンドが全部うまくいくとは思えません。

 そして、おらが町ファンドって、みんな長期投資(運用)を掲げていますが、長期投資はすでにさわかみファンドが掲げていますから、二番煎じっぽい。長期投資という言葉に惹かれる人はおらが町ファンドよりもさわかみに行きそうだ。

 
 今のところはおらが町ファンドは様子見でいいと思うんです。軌道に乗ったおらが町ファンドが出てきて、そのファンドに興味が持てるならそのときに購入検討すればよいと考えています。