非効率な市場ではアクティブファンドが有利なの?

非効率な市場ならアクティブファンドなのか?





 以前から、非効率な市場ではアクティブファンドの方が良い という主張を目にしてきました。そんな主張を目にした当初は、真に受けていたのですが、今ではその主張に対し、かなり疑いの目で見ています。


 アメリカのような効率的な市場では、アクティブファンドが勝つのは難しい。でも、新興国のような非効率な市場では、アクティブファンドでも指数を上回りやすいなんてことが言われているわけですが、市場が効率的だろうが、非効率的であろうが、変わらない事実が一つあります。 それは、



 すべての投資家のリターンの平均は、市場リターンの平均からコストを差し引いたものである
 
 ということです。これはアメリカだろうが、新興国だろうが変わりません。新興国(非効率的な市場)ならアクティブファンドとか言っている人々はこの大原則を忘れてしまっているように思います。

 すばらしいリターンをあげる勝者の裏には、敗者がいます。新興国で大きなリターンを上げることができたファンドが存在するなら、その一方で市場平均よりも負けている者がいるわけです。

 勝者の側になれればいいですが、自分が敗者になってしまうこともあり得ます。そう考えると、新興国(非効率的な市場)ならアクティブファンドがいいなんてことは言えないように思います。

 実際、日本で販売されている新興国のアクティブファンドの中で比較的成績上位のファンドでも、ベンチマークに負けている様を見ると、そう思わずにはいられないんです。