上場インデックスファンド海外債券(Citigroup WGBI)毎月分配型(愛称 上場外債)

上場インデックスファンド海外債券(Citigroup WGBI)毎月分配型(愛称 上場外債)

 上場インデックスファンド海外債券(Citigroup WGBI)毎月分配型(愛称 上場外債)は、日本を除く先進国の債券に投資するファンドに投資するETF。ベンチマークであるシティグループ世界国債インデックス(除く日本、円ベース)に連動することを目指す。

 国内で設定される初めての外国債券ETFかつ毎月分配型のETF。平成21年9月30日上場。

 信託報酬は年率0.2625%程度。確定拠出年金並の低コストで投資可能です。外債の毎月分配型と言えば、グローバルソブリンオープンが思い浮かびますが、上場外債は、グロソブを購入するような人をターゲットにしているんでしょうかね。

 コストの安さを考えると、グロソブと比べればかなりマシな商品だと思いますので、上場外債がどの程度の人気になるのか興味津々です。もし、人気が出たら、毎月分配型のETFがいくつも出てきそうですね。

 ETFの場合、分配するにしても配当や利払いから経費を差し引いた分になるはずです。ですから上場外債の場合、毎月分配型とは言っても、グロソブのようにひどいことにはならないはずです。

 上場外債と既存の外国債券インデックスファンド どちらを買うべきか?ですが、保有コストはETF有利ですが、ETFは含み損があろうが、なかろうが分配の度に税金取られていくことなどを考えると、トータルで考えると、それほど上場外債は有利ではないように思います。

 どちらを買うか 選べと言われたら再投資の手間も考えて、インデックスファンドの方を買いたいと思います。


 上場外債は、外国債券のインデックスファンドに投資するファンドオブファンズなんですが、上場外債の投資対象を調べてみたところ、毎月分配型のファンドでした(この分配金が上場外債の毎月の分配金の原資かな)。設定日は平成21年9月28日。これって上場外債のために生み出されたような物ではないでしょうか?

 毎月分配型のファンドに投資するくらいなら、年1回決算型のファンドに投資し、決算期までは可能な限り利払いを複利運用してもらう方が良かったなぁ。