妊娠中のシートベルト着用について

妊娠中シートベルトはした方が良い?

 車に乗るときシートベルトの着用が義務づけられていますが、妊娠してお腹が大きくなってくると、シートベルトを着用すると圧迫されそうで着用すべきかどうか悩んでいる方もいると思います。

 日本の法律では妊婦さんの場合、着用しなくてもよいようになっていますが、なるべくなら着用した方がやはりよいようです。

 その理由ですが、シートベルトを着用している場合としていない場合とでは死亡率が全然違います。お腹に負担がかけたくないからといって、シートベルトを未着用で運転していて、事故にあってお母さんが亡くなってしまうようなことがあれば、そこで赤ちゃんの命だって絶たれてしまいます。

 今のシートベルトは3点式が主流であり、以下のような点を守って着用すれば万が一のときシートベルトがお母さんと赤ちゃんを守ってくれるでしょう。
1,肩ベルト、腰ベルト両方とも着用します。
2,肩ベルトはお腹のふくらみを避けて胸の間を通って脇腹に通します。
3,腰ベルトもお腹のふくらみを避けて、腰骨のできるだけ低い位置を通します。


 ポイントをまとめると肩ベルト・腰ベルトともに子宮を避けて着用するということになります。 


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